10本ほどの桜が見事に咲く景観から「桜寺」と称される墨染寺は、謡曲や歌舞伎の演目でも知られています。 墨染寺の桜の歴史は古く、平安時代に藤原基経の死を悼み、上野峯雄(かんつけのみねお)が「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染に咲け」と詠んだところ、なんと薄墨色の桜を咲かせたのだとか。そのことから「墨染寺」と呼ばれるようになり、桜の名所として知られるようになりました。華やかな染井吉野が咲き誇った後、寂しげな白い墨染桜(すみぞめざくら)が少し遅れて満開を迎えます。
拝観時間 | 8:00〜17:00 |
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拝観料 | 境内無料 |
お問い合わせ | 075-642-2675 |
住所 | 京都市伏見区墨染町741 |
アクセス |
▼京阪電車「墨染」駅下車 徒歩約3分 ▼近鉄電車「伏見」駅下車 徒歩約10分 |