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もてなしの心が生きる京の「町家(まちや)」

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もてなしの心が生きる京の「町家(まちや)」

京都ならではの伝統建築として親しまれてきたもののひとつに「町家」があります。

町家とは商人や職人などが暮らした、住居兼店舗の木造家屋のこと。特に京都の町家は間口が狭く、奥行きがあることから「うなぎの寝床」と呼ばれる特徴があります。
京都に現存する町家は江戸時代から明治時代にかけて造られたもので、実はその形式は時代や商家の業種によって多彩な表情を持っています。



今回訪問した山本彰彦(てるひこ)さん宅は、「大塀造(だいべいづくり)」と呼ばれる店舗空間を持たず、住宅専用に建てられた町家。
山本さんは町家の洗練された空間を活かし、ゲストハウスとして多くの訪問者を迎えています。

※ゲストハウスとは来客が宿泊するための建物のこと。

住居兼ゲストハウス

住居兼ゲストハウス

「ここは、いわば住居兼ゲストハウス。お客様や大事な仕事関係の方などを招き、もてなす場だったんですよ」と話す山本さんは、染色製品を扱う「山本仁(じん)商店」の16代目。

彰彦さんの祖父が昭和12~13年頃、岐阜から京都に居を移し、3年間ほどかけて構えたこの家に、今も山本さん一家が暮らしています。


年2回の「建具(たてぐ)替え」

山本家の主屋には縁側に沿って3つの座敷が並びます。仕切りをはずせば、30畳近い大広間に早変わり。最近では演奏会や、文楽の若手義太夫(ぎだゆう)による発表会など、家の持つ雰囲気を活かし、訪れた人に楽しんでもらえるようなイベントを行って、一般に披露する機会を設けているのだとか。

町家では大概、5月と10月の年2回、「衣替え」ならぬ「建具替え」をし、間仕切りなど、室内のしつらえを夏景色、冬景色に改めます。
彰彦さんの妻、智代(ちよ)さんは「それでも夏は暑いし、冬は寒いし、暮らすのは大変なんですよ(笑)。でも、いらした方が皆、喜んでくださいますしね。私も庭の隅で育てた茶花を所々に飾ったり、季節のうつろいをこの家とともに楽しんでいます」と、笑顔で話します。

山本家も、一時は建物の将来を模索した時期もあったとか。そんな時、「末娘が残してほしいといってくれて。ならば少しでも保存に役立つようにと、昨年国の景観重要建造物と登録有形文化財の指定を受け入れたんです」と智代さん。

こうして、京都ならではの伝統の暮らしがひとつ、守られました。

年2回の「建具(たてぐ)替え」

年2回の「建具(たてぐ)替え」


町家に施された独特の意匠、デザインは、京都ならではの美意識にあふれています。
山本家のように、京町家が次の世代の京都にもずっと残されていくよう、私たちも伝統ときちんと向き合い大切にする意識をもって守っていかなければなりませんね。

おすすめ情報

京の町屋は、カフェやショップに再利用されたり、その良さが注目されています。
中には安価で宿泊できる町屋もありますので、一度探してみてはいかがでしょうか。京都独特の時間が体験できるはず!

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