京都の町はよく「碁盤の目」に例えられます。
通りにはそれぞれ名前があり、お囃子としても人々に親しまれてきました。
その中でも、「京の台所」として地元の人々や観光で訪れた方にも親しまれている、錦通りの「錦市場」を訪ねました。
四条通を一本北へ上がった高倉通と寺町通の間を結ぶ錦市場。 3色に彩られたカラフルでレトロなアーケードには多くの人が通りを行き交い、毎日賑わいを見せています。
賑わっていると言っても市場特有の威勢のいい呼び声というのはあまりなく、上品な雰囲気が漂う市場です。
声で引き寄せられるのではなく、値札の書き方や美味しそうな商品の盛り付けで、ついつい立ち止まってしまうのです。京都ならではの粋なセンスが感じられます。
賑わいの中でも特に目を引くのが八百屋。スーパーなどでは目にすることのできないカゴ盛りにされた野菜が勢ぞろい。
京都ならではの京野菜に加え、秋の味覚「松茸」が店頭を飾っています。街中ではなかなか触れることのできない季節のうつろいを感じさせてくれる場です。
早朝は旅館や料理屋向け、昼からは家庭向けの新鮮な食材を提供してくれる錦市場。
とうふ専門店、魚屋そして漬物屋なども多く、京都の旬を間近で感じられる場所として観光で訪れた人も存分に楽しむことができます。
それぞれの店は専門店ならではの“ほんまもん”を扱っているんだ、という意識がとても高いので、どんな食材・物が欲しいのかをきっちり伝えれば、店の奥からとっておきの食材を出してもらえるかもしれませんよ。
錦市場には公式ホームページ(下記参照)があります。
こちらであらかじめどんな商品があるのかをチェックしてから訪れると、より一層錦市場を楽しむことができますよ。
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URL:http://www.kyoto-nishiki.or.jp/ |