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■京都の歴史を彩る「祇園祭」

日本の三大祭の1つである「祇園祭」。あちらこちらに豪華絢爛な山鉾が立ち並び、『コンチキチン♪』と鳴る鉦(カネ)の音と、太鼓、笛によって奏でられる「お囃子(おはやし)」が響き渡ります。この時期の京都市内はすっかり祇園祭一色となり、7月1日から始まり31日の「疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)」まで丸々1ヵ月通して祭事が行われ、特に「宵山」と「山鉾巡行」には全国からも多くの方が訪れます。

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祇園祭の由来は今からおよそ1,100年前、平安時代に京都で流行した疫病を鎮めるため、「祇園社(ぎおんしゃ)」(※現在の八坂神社)にて66本の鉾をつくり疫病の退散を祈願したのが始まりです。その後、政治的な問題から祇園祭中止の命令が出ることもありましたが、存続を訴え続ける町衆の熱意により、現代まで継承されてきました。京都の歴史とともに歩んできた祇園祭は、京都の人たちにとって無くてはならない祭なのです。
京都の歴史を彩る「祇園祭」

■山鉾の特徴

祇園祭に登場する山鉾は全部で33基あり、それぞれにご神体が祀られ様々なご利益があるといわれます。山鉾は7月10日から13日にかけて組み立てが行われ、なんと1本の釘も使わず縄だけで組み上げられており、大工方(だいくかた)によって仕上げられます。33基ある山鉾巡行の順番は、室町時代にどの山鉾がどの順番で巡行するかということで争いが起こったため、現在は毎年7月2日に行われる「くじ取り式」で、くじにより順番が決められるようになりました。毎年先頭を飾る長刀鉾など、いくつかの山鉾は順番が決まっており別名「くじ取らず」と呼ばれています。
山鉾の特徴
「山」は、昇方(かきかた)と呼ばれる20名ほどの人々によって巡行されます。担ぐかたちになっていますが、実際は補助車輪をつけ巡行されます。多くは松の木に飾りをつけており、その高さは地上約15メートルで重量は約1.2~1.6トン。各山とも構造には大差はありませんが、その飾りや人形にそれぞれの山の特徴が出ています。

「鉾」は、曳方(ひきかた)と呼ばれる約40名もの人々によって巡行されます。先頭を行く「長刀鉾」は、高さ約25メートル、重量は約11トンもあります。鉾の組み立てから、巡行及び解体には延べ約180人もの人手が必要です。巡行では曳方のほかに、屋根方(やねかた)・音頭取り(おんどとり)・車方(くるまかた)・囃子方(はやしかた)と呼ばれる人々が携わっています。この鉾を交差点で水を打った竹を使って方向転換をする「辻回し(つじまわし)」は、巡行の中でも一番の見せ場になりますのでぜひご覧ください。

⇒長刀鉾について詳しくはこちら
山鉾の特徴

■祇園祭の粽は厄除けとして飾る

それぞれの山鉾でつくられ販売されている「粽(ちまき)」。この粽は食べものではなく、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守りです。その年の粽を玄関先などに飾って、翌年の祇園祭で新しい粽と取り替えるのが慣習になっています。京都の民家でよく見られるのは長刀鉾の粽で、疫病退散の御利益があるといわれています。長刀鉾の横にある販売所にて13日から16日まで販売されますが、完売になることも多いのでお求めの方は早いうちにお越しください。山鉾ごとに違う御利益があるので、自分に合った粽を探して回るのも祇園祭の楽しみの1つです。
祇園祭の粽は厄除けとして飾る

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