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■京に初夏を知らせる 葵祭(あおいまつり)

京都の5月は、新緑が美しい気持ちの良い季節です。そんな初夏の香り漂う季節に「葵祭」があります。葵祭は祇園祭・時代祭に並ぶ京都三大祭の一つであり、賀茂社である賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ、上賀茂神社)と賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ、下鴨神社)の例祭です。古来より日本でお祭りと言えば、葵祭をさすと言われていました。


葵祭は、賀茂祭とも呼ばれ、古くは京都の先住民である賀茂氏の祭で五穀豊穣を祈願するものでしたが、平安遷都より後、国家的な祭へと変化していきました。
祇園祭に行ったことがあるけれど、葵祭に行ったことがないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回は葵祭について詳しくご紹介しますので、ぜひ「葵」の由来や意味を知って、初夏の京都におでかけください。


■葵祭のはじまり

京都の三大祭の一つ、葵祭は今から約1,500年前から続く、京都でも歴史のある祭で、平安貴族の衣装を身にまとった人々や牛車の大行列が京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと向かいます。

葵祭の起源は古く、上賀茂神社の御祭神で賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が現在社殿のある神山に御降臨された際、“葵と桂を編んでお祭りせよ。そうすればわたし(神)に逢える。”と言い伝えられたのが始まりと言われています。


葵は一般的には双葉葵と記しますが、賀茂社では「二葉葵」と記します。この二葉葵は賀茂社の神紋にもなっています。
この二葉葵と「桂」の枝葉を組み合わせて「葵桂」をつくり、葵祭当日、牛車(御所車)、勅使、供奉者の衣冠、牛馬などすべてに装飾されます。

葵と桂を編んで作る葵桂については「葵プロジェクト~葵祭に使用される『葵桂(あおいかつら)』つくり~」をご覧ください。
詳しくはこちら

二葉葵の葉は、ハートの形をしています 斎王代にも葵桂が飾られています

■葵祭の前儀

葵祭の平安行列が5月15日ですが、5月に入ると、下鴨神社と上賀茂神社では葵祭に関連した神事が行われます。見学ができる神事ですので、葵祭と併せて楽しむのも良いでしょう。

<葵祭>
◎5月15日(雨天の場合、翌日に順延)
※経路や時間については、下記にあります「葵祭の見どころはココ!」をご覧ください。


<下鴨神社の主な神事>
◎5月3日 流鏑馬神事(やぶさめしんじ)13:00~15:30
流鏑馬神事は、葵祭の最初に行う前儀で日本書紀に記されているほど古い儀式です。矢が見事的中すれば五穀は実ると言われています。下鴨神社の糺の森に設けられた馬場で行います。

◎ 5月5日 歩射神事(ぶしゃしんじ)11:00~
歩射神事は、魔除けの神事として執り行われます。蟇目式(ひきめしき)、楼門の屋根に向かって音の出る矢を飛ばす屋越式(やごししき)、大的式(おおまとしき)、射手が次々と矢を射る百々手式(ももてしき)が行われます。

◎ 5月12日 御蔭祭(みかげまつり)
祭神の荒御魂(あらみたま)を下鴨神社に迎える神事。
御陰祭は、下鴨神社の御祭神が降臨された御陰山から、荒御魂(新しく生まれた神霊)を下鴨神社の本殿へ迎える神事で、かつては御生神事(みあれしんじ)と言われていました。糺の森に祭場となる切芝がつくられ、16時から切芝神事が行われます。


<上賀茂神社の主な神事>
◎ 5月1日 競馬会足汰式(くらべうまえあしぞろえしき)13:00~
競馬会足汰式は、5月5日の競馬会神事の前儀です。足汰式では、初めに一頭ずつ走らせ、馬のスピード・健康・年齢、それと乗尻(騎手)の乗馬技術により当日の番立(走る順番)を決めます。

◎ 5月4日 斎王代女人列御禊の儀(さいおうだいにょにんれつみそぎのぎ)10:00~11:00
葵祭の斎王代(さいおうだい)以下、女人列に参加する50数名の女性が身を清める神事。毎年、上賀茂神社(御手洗川)と下鴨神社(御手洗池)の交代で行われ、2014年は上賀茂神社で行われました。京都在住の一般市民から選ばれた斎王代が、十二単を着て神社の川の水に手を浸して身を清める御禊(みそぎ)が行われます。
ちなみに下鴨神社の御手洗池は、みたらし団子の発祥と伝えられています。

◎ 5月5日 競馬会神事(くらべうまえしんじ)13:00~
上賀茂神社は、競馬発祥の地とされており、1馬身の差をつけて2頭の馬がスタート、差が広がれば前の馬の勝ち、狭まれば後ろの馬の勝ちとなる神事です。       


■葵祭の見どころはココ!

京都御苑、下鴨神社、上賀茂神社ではそれぞれ観覧席(有料)が設けられます。
また行列の巡行中は沿道からご覧になることができますが、特に下鴨神社から上賀茂神社の道中の賀茂街道沿いでは、新緑と重なり大変美しい情景です。
毎年、違う場所で葵祭を楽しむのもおすすめです。

5月15日 葵祭 (雨天順延 5月16日)

<路頭の儀(ろとうのぎ)>
●10:30~ 京都御所建札門前を出発
葵祭の行列はここからスタートします。こちらの見どころは何といっても「路頭の儀(=行列)」。平安貴族の衣装を着た行列が全行程約8キロの道のりを歩きます。


下鴨神社に到着


●11:40~14:10 社頭の儀(下鴨神社)
下鴨神社の社頭で行われる儀式。神馬の「牽馬(ひきうま)」、「舞楽(ぶがく)」、「東游(あずまあそび)」、「奉幣(ほうへい)」が行われます。その後、馬場で数頭の馬が走る走馬の儀(そうまのぎ)が行われます。


●14:20~ 下鴨神社を出発


上賀茂神社に到着


●15:30~18:00 社頭の儀(上賀茂神社)

下鴨神社と同じく、上賀茂神社到着後にも同じ儀式が行われます。


■葵プロジェクト~葵の森 再生をめざして~

葵プロジェクト~葵の森 復活をめざして~ 葵祭では一度の祭で葵をなんと10,000本も使用します。
上賀茂神社の境内には賀茂社の神紋である二葉葵が、一面に群生し、葵祭の装飾品として使用されてきました。しかし環境の変化とともに、自生する葵は今ではごくわずかにあるだけです。
2007年、「葵の森を再生させよう!」という想いから「葵プロジェクト」が発足しました。この葵プロジェクトの目的は、葵の森を再生、そして葵を育てることでの人と人とのつながり、人や自然に対する思いやりの心を育成していきたいという想いが込められています。

わかさ生活では、2007年よりこのプロジェクトの主旨に共感し、支援を行っております。

「わかさ生活 葵プロジェクト」についてはこちら

古の姿を今も伝える京都御所、下鴨神社、そして上賀茂神社を巡りながら、京都に初夏の訪れを告げる葵祭。そんな初夏の一日を、その歴史に思いを馳せながら過ごしてみてはいかがですか。


<アクセス>

■ 下鴨神社(しもがもじんじゃ)

▼阪急電車「河原町」駅下車
  →市バス1、24、205系統「下鴨神社前」下車徒歩すぐ
▼JR「京都」駅下車
  →市バス4、205系統「下鴨神社前」または「糺(ただす)の森」下車徒歩すぐ

■ 上賀茂神社(かみがもじんじゃ)

▼JR「京都」駅下車
 →市バス9系統「上賀茂御薗橋(みそのばし)」下車 徒歩約5分
▼阪急電車「河原町」駅下車
 →市バス37系統「上賀茂御薗橋(みそのばし)」下車徒歩約5分
 →市バス46系統「上賀茂神社」下車徒歩すぐ

上賀茂神社について詳しくはこちら

■ 京都御所(きょうとごしょ)

▼京都市営地下鉄「丸太町」駅下車 徒歩約5分


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