
京都の観光名所として、季節を問わず大勢の人が訪れることで有名な嵐山。
今回ご紹介する「いしかわ竹の店」は、この嵐山にあり、お店にはたくさんの竹製品が並べられています。
竹細工のこだわりについて、3代目石川恵介様に伺いました。
| いしかわ竹の店 3代目 石川恵介様 |
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| ■京福電鉄「嵐山」駅から歩いてすぐの場所ですね。お店はいつ頃から始められたのですか? 店が開業したのは、昭和10年です。その前は和楽器店でした。昔から嵐山は観光名所としてたくさんの人が訪れていましたが、店を開いた当時は、まだお土産屋さんが少なかったそうです。そこで初代が、嵐山を訪れた人に何か記念に残るような土産品を販売できないかと考え、「竹細工」の販売を始めました。なぜ「竹細工」の店かというと、嵐山には竹林が広がっているため、その竹を使って何かできないかと思ったのがきっかけです。 |
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| ■お店にはどれくらいの種類の竹細工がありますか? 店には竹とんぼなどの竹でできたおもちゃ、茶道具、お弁当箱、かご、お箸、かばんなど、1000点以上の竹細工の商品を置いています。扱っている商品はすべて手づくりのものばかりです。商品の中には、うちでつくったオリジナルのものもありますよ。 |
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| ■こちらで使用されている竹はどんなものですか?その特徴を教えてください。 うちでは、竹細工づくりに適した真竹(まだけ)と孟宗竹(もうそうだけ)を使っています。真竹は日本の竹を代表する青竹のことで、太くて節と節の間が長く色艶もよいことから、竹かご、花かご、竹のコップ、うちわなどの竹細工に使っています。孟宗竹は太く肉厚な竹なので、お箸やしゃもじ、串などの生活用品に使っています。 |
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| ■こちらのお店のおすすめの商品を教えてください。 <本煤竹(ほんすすだけ)箸> 本煤竹でつくられたお箸です。本煤竹とは、古民家の柱や骨組みなどに使われている頑丈な竹です。うちでは古民家で使われていた竹で、箸をつくっています。築100年以上にもなる古民家の柱などに使われていた本煤竹は、住居の中のかまどの煙にいぶされて丈夫になり、さらに綺麗な模様が出てきます。その竹を細く削り、しなやかな手触りの箸に仕上げていきます。本煤竹のお箸は握り心地もよく、料理をつまんだ時には料理の食感が手にも伝わり、一層おいしく料理を召し上がることができますよ。特に、繊細な京料理には本煤竹の箸が適しているといわれています。 竹箸は使用後すぐに水気を拭き取り、乾燥させてください。きちんとお手入れすることで、長く使えますよ。 また、この本煤竹をつかった「耳かき」も人気があります。 |
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| <青竹の酒器> 真竹(まだけ)と呼ばれる青竹からできた酒器です。 実は天然の青竹には殺菌効果があります。さらに、この青竹に冷酒を入れると、竹のさわやかな香りが冷酒にしみ込み、とてもまろやかな味わいになるんですよ。おすすめの飲み方としては、青竹を冷蔵庫で冷やし、冷えた青竹に冷酒を入れて飲むと、さらにおいしさが増します。青竹は使用していくうちに色みが落ちてしまいますが、冷凍庫に保管すると、2ヵ月はきれいな青色を保てますよ。 しかし、本煤竹と同様、青竹も水に弱いので、湿度の高い場所に置いておくとカビが発生してしまいます。青竹を使ったあとは水気をよく拭き取り、乾燥させてください。 さらに、青竹の酒器について、こんなエピソードを伺いました。 |
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数年前、フランスで行われたカンヌ国際映画祭で、うちでつくった青竹のお猪口が使用されました。話をいただいたときはびっくりしましたが、いろいろな国の人が集まる映画祭で使用していただけたらと思い、500個つくりました。映画祭の映像でうちの青竹が映った時は、本当に嬉しかったですね。 そのせいかわかりませんが、外国人観光客の方には青竹の酒器やコップが人気なんですよ。 |
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| ■竹を通じて、伝えていきたいことはありますか。 日本は縄文時代から竹を使っていたといわれるぐらい竹の文化は古くからあります。 一昔前は生活の中に竹が溢れていましたが、現在は竹の需要が減ってきています。竹は日本の生活に適した素材で、しかも自然にも優しく、お手入れをきちんとすれば長持ちする、エコ活動が盛んに行われている現代には欠かせない逸品でもあります。 あらゆる物が溢れた、現代。しかし昔は現在のような暮らしではなかったものの、自然の素材を利用して、生活に不自由することなく暮らしていました。竹が生活の中に入っているだけで、心が豊かになります。昔の日本の暮らしを知ってもらうためにも竹の専門店として、竹の良さや日本の伝統を伝えていきたいですね。 |
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お店の奥では、竹細工づくりを見学することができ、さらに2階は和雑貨のフロアになっていて、違った雰囲気を味わうことができますよ。 嵐山にお越しの際は、竹の専門店「いしかわ竹の店」にぜひお立ち寄りください。 |
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| アクセス | 京福電鉄「嵐山」駅下車 徒歩約1分 阪急電鉄「嵐山」駅下車 徒歩約10分 |
| 住所 | 京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00 |
| 定休日 | 年中無休 |
| お問い合せ | 075−861−0076 |
| URL | http://www.takenomise.com/ |
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