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分銅屋足袋

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  • 分銅屋足袋

■足袋(たび)の始まり

和装に欠かせない日本固有の伝統的な衣類、足袋。
奈良時代以前(西暦500年頃)に中国から伝来した「襪(しとうず)」と呼ばれる現代の靴下のようなものが発展して誕生したといいます。語源は、皮からつくられた単皮(たんぴ)が変化したものだそうです。それが1657年に江戸で起きた振袖火事(明暦の大火)によって、素材の皮が不足し価値がはねあがったため、木綿を使った足袋が急速に普及していったと伝えられています。現在では木綿の他にニット素材などでもつくられています。

今回訪れた「分銅屋(ぶんどうや)足袋」は、創業1864年の老舗足袋専門店。入口の扉を開けると、ショーケースの中の鮮やかで粋な色柄の足袋が目に飛び込んできます。ミシンの音が「コトコト」と奥の方から響いてくる、どこか懐かしさを感じる店内。
そんな「分銅屋足袋」をご紹介します。


分銅屋(ぶんどうや)足袋
邑林 征士郎様


■ユニークなお店の名前ですが、その由来を教えてください。
足袋の店を始める前は、漢方薬を扱う店を営んでいました。漢方薬の目方を量る際に「分銅」というはかりを使用するのですが、そこから店の名前をつけました。

■お店に入ったとき「コトコト」とミシンの音が聞こえていましたが、足袋はどのような工程でつくられるのですか?
足袋づくりは、まず生地を裁断するところから始まります。生地を裁断したら、留め具である「こはぜ」を手縫いで生地につけます。こはぜをつけたら、ミシンでひとつひとつ足袋を縫っていきます。ひとつの足袋ができあがるまで、12の工程を踏んでいきます。

■足袋づくりのこだわり、足袋の良さを教えてください。
「指先までフィットした足袋をつくる」、これがうちのこだわりです。足袋は履ければいいというわけではありません。足袋を履く際に足がピシッと入り、そして指先まで入ってこそ足元が綺麗に見えますし、上品な足さばきにもなるんです。
さらに、うちの足袋はひとつひとつ手づくりなので頑丈です。きちんとお手入れをしていただければ長持ちしますし、お手入れの際は石けんをつけてブラシでこするだけでけっこうです。そうすると、型崩れもしませんよ。クリーニングに出すとかえって型が崩れる可能性があるので、ご自宅で手洗いしてください。

ここ分銅屋さんには白足袋の他に、京友禅でつくられた足袋があります。お洒落でかわいい京友禅の足袋は、現在もいろんな雑誌や本に取り上げられるほど、人気の逸品。

■なぜ京友禅を使った足袋をつくろうと思われたのですか?
お客さんの中に舞台の役者さんがいて、「京友禅でできた足袋があったらおもしろいのでは?」というアイデアをくださって、かれこれ50年ほど前からつくっています。そしたら、たくさんの方が京友禅の足袋を購入しに来てくださいました。現在ではわざわざ遠くから足を運んでくださる方もいますし、また観光客の方の中にはお友達へのプレゼントとして、買ってくださる方もいます。

私もお話を聞いているうちに足袋が欲しくなり、京友禅の足袋を購入することにしました。ご主人自ら足のサイズを測ってくださり、フィット感を確かめるために同じ大きさの足袋を履きます。サイズがピッタリ合えば、その場で好みの柄のものを選べます。私もすぐに気に入った柄の足袋を購入しました。もしサイズが合わなくても、10日ほどかかりますが、セミオーダーで足のサイズに合わせて仕上げていただける、嬉しいサービスも。












最近では着物を着る機会が減ったものの、ここの足袋は着物にも普段着にも合わせられる粋なデザインが魅力。履き心地も抜群で、見た目もとても綺麗な足袋です。

みなさまも足元のお洒落に「分銅屋足袋」の足袋を履いてみませんか。


住所     京都市中京区三条通堺町角
お問い合せ  075-221-2389
営業時間   9:30~18:30
定休日    日曜・祝日
アクセス   京都市市営地下鉄「烏丸御池」駅下車 徒歩約5分
       阪急「烏丸」駅下車 徒歩約10分

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