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源光庵(げんこうあん)

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  • 源光庵(げんこうあん)

■源光庵(げんこうあん)
ゆるやかな坂道がのびる鷹峰(たかがみね)街道を上がっていくと、源光庵があります。
源光庵は、とある窓が有名で、紅葉の頃となるとその窓から景色を眺めたいという参拝客が多く訪れます。
今回は、源光庵をご紹介します。

■源光庵について
源光庵は、貞和2(1346)年に徹翁(てっとう)国師が開山した寺院で、もともとは臨済宗大徳寺派の寺院として創建されました。元禄7(1694)年に加賀・大乗寺の27代目卍山道白(かいざんどうはく)禅師がここの住職を務めたことから曹洞宗の寺院に改められ、現存する本堂も建立されました。
本堂にはご本尊の釈迦牟尼佛、両脇に阿難(あなん)尊者、迦葉(かしょう)尊者がおまつりされています。本堂横には、卍山禅師が享保4(1719)年に建立された開山堂があります。卍山禅師は、宗祖道元禅師の教えが当時の乱れた宗門を復古した功績から、「中興の祖」として讃えられています。山門には、「復古禅林」の額が掛けられています。
卍山禅師は、天和元(1681)年に京都洛南宇治田原の山中で、霊芝というきのこからできた霊芝観世音を感得しました。すると、当時の後西天皇は自然のものでできたこの観音像をおまつりしたいとのことから、宮中で供養しました。その後、観音像は源光庵に戻り、秘仏としておまつりされるようになりました。




■悟りの窓、迷いの窓
ここ、源光庵を訪れる方のお目当てが、「迷いの窓」と「悟りの窓」。
この窓は本堂が建てられた時からあり、それぞれに仏教の概念、禅の境地の意味が込められています。

「迷いの窓」
迷いの窓の四角い形は、人間が誕生し、一生を終えるまで逃れることのできない過程、つまり「人間の生涯」を4つの角で象徴しています。この「迷い」とは「釈迦の四苦」のことで、この窓が生老病死の四苦八苦を表しているといわれています。

「悟りの窓」
悟りの窓の丸い形は、「禅と円通」の心が表されています。ありのままの自然の姿、清らか、偏見のない姿、つまり悟りの境地を開くことができ、丸い形(円)は大宇宙を表現しています。

この2つの窓の前には、写真に収めようとカメラを片手にやってくる人、そしてこの窓を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごす人がやってきます。ぼーっと窓の外の景色を眺めるだけでも風情があります。今回は、ご住職から窓を眺めるポイントを教えていただきました。右の迷いの窓の前に座り、自分の姿を見て(自問自答し)、自我を見つめます。そして、左の悟りの窓の前に行き、純粋な本来の自分の姿に変わるそうです。ぜひ参考に鑑賞してみてくださいね。




■血天井
源光庵の天井をよく見てみると、血痕が付いていることがわかります。
この天井は、血天井と呼ばれています。
昔、ここで多くの人が斬殺され、凄まじい勢いで天井に血が飛び散ったかと思われるかもしれません。実は、京都・伏見桃山城の遺構。慶長5(1600)年、徳川家康の忠臣であった鳥居彦右衛門元忠の一党の約1800人が、石田三成の軍勢と交戦し、多くの武将が討死しました。生き残ったおよそ380人全員も自刃し、流れた血痕が床に残されました。亡くなった一党の魂を冥福しようと、血痕の残された床板は5つの寺院にわけられ、一部が源光庵にも奉納されました。そして床板を天井にあげ、一党の魂の供養が行われました。ところどころに血で染まった足跡がありますが、それはここ源光庵にしか残されていないのだとか。



源光庵は紅葉の時季ともなると、たくさんの参拝客で賑わいます。
「迷いの窓」と「悟りの窓」からの風景が特におすすめです。
門前から境内まで広がる美しい紅葉を楽しみつつ、自分自身を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。



アクセス

市バス「源光庵前」下車徒歩すぐ

所在地

京都市北区鷹峯北鷹峯町47

拝観料

400円

参拝時間

9:30~17:00

お問い合せ

075-492-1858

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