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十輪寺(じゅうりんじ)

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  • 十輪寺(じゅうりんじ)

■十輪寺(じゅうりんじ)
京都市の郊外に位置する十輪寺。
平安時代の歌人・在原業平(ありわらのなりひら)にゆかりがあり、別名「なりひら寺」と呼ばれています。
今回は、豊かな自然に囲まれた十輪寺をご紹介します。

■十輪寺について
十輪寺は嘉祥3(850)年、文徳天皇の后である染殿(そめどの)皇后(藤原明子:ふじわらのあきらけいこ)に世継ぎが生まれなかったため、伝教大師作で木像の延命(えんめい)地蔵菩薩を安置し、世継ぎ祈願を行ったのが始まりといわれています。めでたく皇子(後の清和天皇)が誕生したため、文徳天皇は延命地蔵菩薩をご本尊とし、ここは祈願所とされ、また藤原北家が信仰し、一族の菩提寺となりました。
染殿皇后は、延命地蔵菩薩のお腹に巻かれていた腹帯をご自身のお腹に巻き、無事に出産されたといわれています。このことから、「腹帯地蔵尊」とも呼ばれ、今日でも子授けや安産を願う方から篤く信仰されています。
延命地蔵菩薩は毎年8月23日に一度だけご開帳され、一般にも公開されます。




■在原業平のゆかりの地
平安時代を代表する歌人在原業平。50歳を過ぎた頃から十輪寺で生活していたため、現在でもここにはゆかりのある史跡と桜が残っています。平安時代の貴族には、「塩焼」と呼ばれる塩を焼いてその煙を楽しむ風習がありました。本堂の裏手にある塩竈(しおがま)の跡は業平が塩竈を設け、忘れがたき恋人・二条后(にじょうのきさき)のことを想い、紫色の煙を上げていたといういい伝えが残されています。
境内の庭園には、代々の天皇から寄贈された枝垂桜(通称なりひら桜)があります。業平は境内に咲く桜を見て、「いくつになっても桜のように人に愛され、惜しまれる人でありたい」など、人に愛される存在でありたいと詠んだ和歌を残しています。さらに恋焦がれた女性と満開の桜を鑑賞し、ロマンチックな和歌をプレゼントしては女性との仲を深めたのだそう。
業平の命日である5月28日には、「業平忌三弦法要」が行われ、三味線を弾きながらお経を唱える「声明」の法会が行われ、また声明舞も奉納されます。




■境内の見どころ
豊かな自然に囲まれ、四季折々の景色が楽しめる十輪寺には、たくさんの見どころがあります。
ここの本堂は応仁の乱で一度消失し、現在は寛延3(1750)年に再建された鳳輦(ほうれん)型の本堂です。本堂の屋根をよく見てみると…お神輿のような形をしています。このような屋根の形は珍しいため文化財にも指定され、その天井部分の彫刻も独特な意匠が施されています。
また、なりひら桜のある三方普感(さんぽうふかん)の庭も見どころの一つです。本堂の再建と同じ時期に右大臣藤原常雅公によってつくられ、庭を囲むように高廊下・茶室・業平御殿があり、満開の頃にはその三ヵ所からなりひら桜を眺めることができます。この桜は人の心を写すといわれており、角度を変えてみることで、様々な想いを感じることができるので、「心の庭」とも呼ばれています。
さらに、ここ十輪寺がスリランカの寺院と縁があることから、スリランカの写真やお面なども飾られています。



在原業平が晩年を過ごした十輪寺。
この業平の恋愛論がのちに「なりひら信仰」として世に広まり、業平が持っていたような恋愛術を授かりたいと、今もここを訪れる女性があとを断たないのだとか。今日でもご住職から、業平の恋愛論の講話を伺うことができます。
恋に悩む方は、十輪寺で業平の恋愛術を学んでみませんか。



アクセス

阪急バス「小塩」下車すぐ(JR向日町・阪急東向日駅より乗車)

所在地

京都市西京区大原野小塩町481

拝観料

400円

参拝時間

9:00~17:00

お問い合せ

075-331-0154

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