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八坂庚申堂(やさかこうしんどう)

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  • 八坂庚申堂(やさかこうしんどう)

京都・東山を散策すると、カラフルで変わった形のお守りが境内にたくさん奉納されているお寺があります。今回訪れた八坂庚申堂(正式名称「大黒山延命院金剛寺」)は、地元の方から「八坂の庚申さん」の愛称で親しまれ、年に6回の「庚申待ち」と呼ばれる行事が行われます。
今回は「八坂庚申堂」について、紹介します。

■庚申待ちとは
八坂庚申堂は、中国の道教由来である庚申信仰の霊場として古くからまつられてきました。
庚申とは干支の「庚(かのえ)」「申(さる)」の日。道教によると人間の体の中には※三尸(さんし)という虫がいて、庚申日の夜に寝ている人間の体を抜け出しては、天帝にその人間の悪行を告げ口し、寿命を縮めると信じられていました。そこで人々は長生きを願い、夜通し起きることで三尸が体から出て行くのを防ぎ、寿命が縮まないよう身を慎んだといいます。これが日本に伝わって習慣となり、「庚申待ち」と呼ばれ、人々は様々な行事をして夜を明かしました。

※三尸とは道教の教えによると人間の体内にいる虫のこと

■八坂庚申堂の由緒
日本三大庚申のひとつで、日本最古の庚申堂でもある八坂庚申堂。本尊には「青面金剛(しょうめんこんごう)」が安置されています。青面金剛は飛鳥時代、京都の豪族である秦氏(はたし)の守り神として中国大陸から招来され、まつられました。しかし今から約1000年前の平安時代に、八坂庚申堂の開祖である浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)が一般の人も青面金剛にお参りできるようにと、960(天徳4)年に八坂庚申堂を創建し、以後、日本最初の庚申信仰として信仰を集めるようになりました。
この「青面金剛」は、庚申日に体内から出てきた三尸の虫を食べるといわれ、あつく信仰されました。今でも庚申日の晩になると「青面金剛」を拝む人がたくさんやってきます。また、一晩一心に拝むことで、どんな願いごとも叶うといわれています。

■コンニャク焚き
庚申日は1年に6回あり、この日、八坂庚申堂では「コンニャク焚き」の接待が行われます。これは八坂庚申堂の開祖である浄蔵貴所が、父の病気祈願にコンニャクを捧げたところ無事治ったということから、庚申日にコンニャクが振舞われるようになりました。
このコンニャクは、少し変わった形をしています。八坂庚申堂には「くくり猿」という猿のお守りがあり、コンニャクはその猿の形にくり抜かれています。それを北を向いて無言で3つ食べると、無病息災で過ごせるそうですよ。

■心をコントロールする「くくり猿」
八坂庚申堂で一際目につくのが、境内のいたるところに奉納されている「くくり猿」。カラフルな布地でつくられています。
くくり猿は手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守り。なぜ猿がくくられているのかというと、欲望のままに行動する猿を動けない姿にすることで、欲に走らないよう人間を戒めているのです。
人間は誰しも、夢や希望を持っていますよね。しかし夢を叶えようとすると、余計な欲望まで湧いてきて、心が乱れてしまうことがあります。そんな時、心をコントロールしてくれるのが「くくり猿」です。くくり猿に願いを込めて欲をひとつ我慢すると、願いを叶えてくれるそうですよ。
また猿は庚申の使いとされ、「見ざる、言わざる、聞かざる」の3匹の猿も境内のいたるところにいます。
















八坂庚申堂の周辺の民家やお店の軒先によくある5匹のくくり猿は、「御縁があるように」「家庭円満」などの願いが込められているのだとか。
奥深い信仰に触れたい方や願いごとを叶えたい方、心をコントロールしたい方には、おすすめの場所です。

アクセス   市バス「清水道」下車 徒歩約7分
拝観時間   9:00~17:00
拝観料    無料
住所     京都市東山区金園町390
お問い合せ  075-541-2565
       http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/

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