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県(あがた)神社

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  • 県(あがた)神社

今回訪れた県神社には「県井戸(あがたのいど)」と呼ばれる井戸があり、和歌にも詠まれるほど、人々に親しまれていました。
今回は、そんな県神社についてご紹介します。

■県神社

平等院の表参道から歩いて5分の場所に位置している、県神社。
神社の名前にも付けられている「あがた」とは皇室の直轄地のことで、さらに古くは、近畿地方に散在していた氏族の領地でもありました。神社が平等院の鬼門にあたることから、鎮守社として永承7(1052)年に藤原頼道によって創建されたと書物に記されていますが、言い伝えによるとそれより以前からこの地に神社があり、また周囲はたくさんの木々が生い茂っていることから、「あがたの森」として人々に親しまれていました。今日でも境内には大木や豊かな緑が広がり、当時の様子がうかがえます。
神社のご祭神として、良縁結びの神様として名高い「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」がまつられています。木花開耶姫命は『古事記』に登場する絶世の美女。ご祭神としてまつられているだけあって、境内には大きな美しい桜があり、大切にされています。

■和歌にも詠まれた県井戸

宇治にはたくさんの井戸が点在しますが、この県神社にも「県井戸」と呼ばれるものがあります。この井戸は「都人きても折らなむ蛙なく あがたの井戸の山吹の花(橘公平女(たちばなのこうけいのおんな)作)」など、平安時代以降の和歌にしばしば詠まれていました。また良質な水が湧き出ていることから、神社の神事である献茶式や、皇族の女性が出産する際の産湯などにこの水が使われるようになり、人々に親しまれていきました。
江戸時代になるとこの井戸水が、安産祈願や下半身の病気に効くと人々に伝えられたことから、この水を汲みに多くの参拝客がやって来ました。今日でもご利益に授かろうと地元の人をはじめ、遠方からも多くの人が水をいただきに訪れます。

■宇治の闇夜を彩る「県祭」

県神社でもっとも有名な祭礼が、毎年6月5日深夜から翌日の未明まで行われる「県祭」。この祭礼は江戸時代から続き、宇治に夏の訪れを告げる風物詩となっているのだとか。
祭礼の見どころは、梵天(ぼんてん:お祓いの時に使う御幣の白紙のこと)に木花開耶姫命のご神体を移し、深夜11時、真っ暗な宇治の街を練り歩く「梵天神輿(みこし)」。灯りのない闇の中で行うことから「暗闇の奇祭」と呼ばれ、神秘的で、また神輿を猛スピードで回転させる「ぶん回し」の様子はとても勇壮で、見物客から歓声が上がります。
祭礼当日は700もの露店が並び、全国から約10万人の見物客が訪れます。





▼県祭の様子


住所     京都府宇治市宇治蓮華72
お問い合せ  0774-21-3014 
拝観時間   随時
拝観料    なし
アクセス   京阪・JR「宇治」駅下車 徒歩約10分

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