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釘抜(くぎぬき)地蔵 -石像寺(しゃくぞうじ)-

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  • 釘抜(くぎぬき)地蔵 -石像寺(しゃくぞうじ)-

西陣織で有名な京都・西陣地区に、石像寺があります。
ここは地元の方からの信仰がとても厚く、多くの人が絶えず訪れます。
今回はお寺に安置されている、釘抜(くぎぬき)地蔵についてご紹介します。



■苦しみを抜き取ってくれるお地蔵様

石像寺は、弘法大師・空海によって弘仁10(819)年に創建されたお寺です。遣唐使として唐に渡った弘法大師は、日本へ帰国の際に石を持ち帰りました。その石に地蔵菩薩を自ら彫り、人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」と祈願されたといわれています。諸々の苦しみを抜き取ってくださるお地蔵様ということから、「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれるようになり、その後「くぬき」がなまり「くぎぬき」の名で知られるようになりました。
また、別にこんな由来も伝わっています。



■釘抜地蔵と呼ばれるように

室町時代、ある大商人が両手の痛みに悩まされ、その痛みを治そうと様々な治療を行いました。しかし痛みは治まらず、苦しみを抜いてくれると評判であったお地蔵様に7日間、願掛けに訪れました。7日目の夜、夢の中にお地蔵様が現れ、「この痛みは、お前が前世でわら人形に釘を打ち人をのろったむくいだ」と手の中に刺さっていた恨みの釘を抜き、2本の釘を見せました。目覚めると両手の痛みが治まっていたので、不思議に思った商人は急いで石像寺に行きました。すると、地蔵像の前に血のついた2本の釘が!それは夢の中でお地蔵様が抜いてくれた釘です。大商人はお地蔵様に感謝し、100日間お礼参りをしました。その時から人々から「釘抜地蔵」と呼ばれるようになったのです。

それ以来、体や心の痛みを治癒に願をかける人が絶えず訪れるようになり、苦しみがなくなった人は2本の八寸釘と釘抜を貼り付けた絵馬を奉納する習わしとなりました。
本堂の壁前面に、約1000枚の絵馬がぎっしりと並んでおり、そのご利益のほどが伺えます。



■境内の案内

1000枚もの絵馬が並べられている境内。平安時代には歌人である藤原定家・家隆も住んだといわれ、その他にもたくさんの見どころがあります。
入口の門をくぐると、大きな釘抜きの像が迎えてくれます。その奥には絵馬がぎっしりと並べられた本堂があり、本尊の釘抜地蔵が安置されています。本堂の裏手には鎌倉時代につくられ、重要文化財に指定されている石像弥陀三尊像もあります。一つの石から掘り出した石仏としては日本最古のものといわれる美しい石像です。
さらに境内の奥に進むと弘法大師が自ら掘ったといわれる井戸や、平安時代に住んでいたとされる歌人の藤原定家・家隆の墓があります。









最後に、取材を引き受けてくださったご住職によると、「ここにはたくさんの悩みを持った方が訪れますので、私も臨床心理士の資格をとり、15年前から心の相談室も開いています。」とのこと。お地蔵様の力にお願いするだけでなく、ご住職からも気軽に相談をうけることができるのだそうです。

ストレス社会と呼ばれる現代には、とてもありおがたいお寺。心の中にモヤモヤした感情や解決したい悩みがある方は、ぜひ石像寺を訪れてみてはいかがでしょうか。



住所     京都市上京区千本通上立売上ル花車町503
お問い合わせ 075-414-2233
拝観時間   8:30~16:30
拝観料    無料
アクセス   京都市バス「千本上立売」下車 徒歩3分

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