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来迎院(らいごういん)

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  • 来迎院(らいごういん)

日本音楽の源流といわれ、民謡や演歌などに大きな影響を与えた「声明(しょうみょう)」。声明とは寺院で行われる法要儀式の中で、仏教の経典などに節をつけて唄う仏教音楽です。

京都大原は天台声明の本場。その中でもゆかりの深いお寺「来迎院」に訪れました。

来迎院(らいごういん)

声明の歴史

その起源は、遠く紀元前のインド。仏教の誕生と同時に始められたといわれています。日本に伝えられたのは約1200年前、中国を経て奈良から平安時代にかけてのこと。

その後、仏教各宗派で様々な伝承が続き、現在では「天台声明」と「真言声明」がその主流となっています。

大原で伝承されている天台声明は、魚山(ぎょざん)声明とも呼ばれ、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が中国からもたらしました。魚山声明は、中国・声明の聖地「魚山」の名にちなんだものです。

円仁が声明を学んだ中国(唐)の太原(タイユワン)と大原の地形が似ていたことから、ここ大原が声明の根本道場となりました。大陸から渡り、長い歴史の中で継承されてきた声明は、聴いていてとても深みがあり、心にずっしり響きます。近年、海外においても古典宗教音楽としてしばしば紹介され、公演も行われています

声明の歴史

声明の歴史


声明道場の中心、来迎院

「薬師如来(やくしにょらい)」「釈迦如来(しゃかにょらい)」「弥陀如来(みだにょらい)」

1109年(天仁2)、聖応大師良忍(しょうおうだいしりょうにん)が、俗化した叡山を離れ、来迎院を大原に建立。円仁によって伝えられた声明は、当時七つの派に分かれていましたが、良忍がひとつに統一し、「魚山流声明」として集大成しました。来迎院は三千院奥にある勝林院と並んで声明道場の中心をなしました。
魚山流は、その後天台声明の主流となり、大原で受け継がれています。

来迎院本堂に安置されている「薬師如来(やくしにょらい)」「釈迦如来(しゃかにょらい)」「弥陀如来(みだにょらい)」(左写真参照)はそれぞれ重要文化財に指定された、藤原時代の木造漆箔寄木造。円満でやわらかい曲線は、見るものの心を落ち着かせてくれます。


来迎院で声明を知る

毎週日曜日13時。来迎院の庭にある鐘が鳴らされ、本堂にて住職による声明を聴くことができ、声明の歴史も丁寧に説明してくださいます。

壁に貼られた「総礼伽陀(そうらいかだ)」という譜の声明を聴かせていただきました。演歌に “こぶし”があるように、声明にも譜面にはない“塩梅(えんばい)”というものがあり、譜の裏にある想いを出せるかどうかが大切とのこと。
声明は静かなお堂に深く響き、心休まる音色でした。

三千院とは違い、人の往来も少ない来迎院。ぜひ心を無にして声明を学んでみてはいかがでしょうか。

来迎院で声明を知る


見頃の時期

秋。
来迎院の良さは「静けさ」。その静かな空気は心に染み入ってくるようです。いつの季節に訪れても良いのですが、中でも秋の紅葉と独特の静けさが奏でる「音」をぜひ聴いてみてください。

スポット情報

アクセス:

京都駅から…京都バス 17・18番「大原」下車 徒歩約10分
京阪出町柳駅から…京都バス 10・16・17番「大原」下車 徒歩約10分
地下鉄国際会館駅から…徒歩 約10分

参拝時間:

9:00~17:00

拝観料:

300円

住所:

京都市左京区大原来迎院町537

お問い合せ:

TEL.075-744-2161

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