ほっこり京都生活
京都の寺社仏閣
寺社仏閣
退蔵院(たいぞういん)

ほっこり京都生活

Google

寺社仏閣

  • 退蔵院(たいぞういん)

■退蔵院(たいぞういん)

京都洛西に位置する大本山妙心寺の塔頭は、40余りありますが、その中でも退蔵院は屈指の古刹として知られています。
狩野 元信(かのう もとのぶ)が作った枯山水庭園、造園家の中根 金作(なかね きんさく)が作った昭和の名庭「余香苑(よこうえん)」 、如拙(じょせつ)の傑作と言われる国宝の「瓢鮎図(ひょうねんず)」(模本)など、訪れる者の心を魅了する見どころがたくさんあります。
特別拝観期間のみの公開が多い妙心寺の塔頭ですが、退蔵院は通年公開されていますので、季節によって違う景色を楽しめます。

方丈

方丈(本堂)■退蔵院とは

妙心寺の塔頭である退蔵院は、室町時代に作られ、方丈(本堂)には、開山の祖である無因宗因禅師がお祀りされています。 方丈には枯山水庭園「元信の庭」が隣接しており、華やかな花木が集う昭和時代に完成した池泉式回遊式庭園「余香苑」とは対照的に、禅寺の雰囲気を感じることができる建物です。

退蔵院の名前に使われている「退」という字は後退ではなく、中国語で陰徳を積むという意味があります。
つまり、隠れて良い行いをして、陰徳を人知れず「蔵」のようにたくさん積み重ねなさいということですから、それを目指して修行をする場所が退蔵院なのです。


■余香苑(よこうえん)

この広大な庭園は造園家・中根 金作の設計によるもので、昭和38(1963)年に着工し、3年の月日を費やして完成しました。 余香苑は伝統的な造園手法を基盤とした厳しさの中にも優雅さを含み、京都はもとより全国でも有数の昭和の名庭と言えます。
正面から庭園を見渡すと、奥行きが生まれ、庭園が広く見えることなど構造上の工夫がされています。
また、水琴窟(すいきんくつ)があり、透き通った音が響きますので、ぜひ耳を澄ましてみてください。 一年を通して、紅枝垂れ桜や藤、サツキ、蓮、金木犀、楓などが彩ります。

余香園(よこうえん)


■元信(もとのぶ)の庭 - 枯山水庭園 -

室町時代の画聖・狩野 元信の作品で、彼が画家としてもっとも円熟した70歳近くの頃の築庭と推測されています。 50坪あまりの中に無駄なく石を配置して、絵画的な曲線を主流とした、独特の風格を備えている庭園です。庭の背景には、多くの種類の常緑樹があり、一年中変わらない美しさ「不変の美」を求めた庭と考えられています。

元信(もとのぶ)の庭


■瓢鮎図(ひょうねんず)(模本)

退蔵院で、国宝に指定されているこの絵は、山水画の始祖と言われている如拙(じょせつ)※1が、足利 義持(あしかが よしもち)の命を受けて描いた禅画で、現存する彼の作品の中で最高傑作といわれています。鮎(あゆ)と言う漢字が使われていますが、中国ではこの漢字はナマズのことを指しました。

「ただでさえ捕まえにくいナマズを、こともあろうに瓢箪で捕まえようとする。」

この矛盾をどう解決するか。

これは、将軍義持が如拙や禅僧たちに出した知恵比べのようなものとされています。そのお題に対して絵を描いたこの瓢鮎図は、如拙の遺作としてその歴史的価値も極めて大きいといわれています。

また、宮本武蔵がこの瓢鮎図を前に自問自答したという寺伝があり、 武蔵自作とされる刀の鍔(つば)には、「瓢箪と鯰」がデザインされているものが現存します。
(岡山県・宮本武蔵資料館所蔵)

※1)如拙(じょせつ)
如拙は室町時代の禅僧でしたが宋元画を学び、日本の水墨画の先駆者ともいわれる雪舟(せっしゅう)さえも、如拙をわが師と呼んだといわれています。

瓢鮎図(模本)


■退蔵院の主な行事(特別拝観)

退蔵院のもつ四季折々の自然の美を堪能するために「春の特別拝観」、「蓮見の会」、「観楓会」などのイベントを開催されています。
退蔵院の庭園や余香苑内にライトアップされた美しい木々や花々を愛でながら、京の風情を楽しむことができます。
特別拝観の際は、食事つきのプランも準備されていることから、ゆっくりと楽しむには大変おすすめです。
※普段は非公開の、かくれ茶席「囲の席」が特別公開されることもあります。


◎4月「春の特別拝観」

春 紅枝垂れ桜 春は余香苑の門をくぐると目の前に見える、紅枝垂れ桜が見頃の時期を迎えます。
紅いつぼみですが、開花すると淡く鮮やかな花びらを咲かせます。庭園では、朝、昼、夜とそれぞれの桜の表情を楽しめます。      


◎7月「蓮見の会」

余香園の蓮の花 退蔵院の夏の風物詩である蓮。
7月中旬~下旬の間、境内のいたるところで高く大きく咲き誇る蓮の花が楽しめます。
開催期間中は、蓮の花を見ながら、蓮づくしの精進料理がいただけるようになっています。
(要予約・有料→退蔵院ホームページより


◎11月「観楓会」

秋 紅葉の余香園 余香苑の池に張り出す紅葉が、色鮮やかに水面に映しだされます。
茶席前庭の紅葉は、例年12月に入ってからが美しく色づき、訪れる人の心を魅了してくれます。


退蔵院(たいぞういん)

拝観時間

9:00~17:00 ※特別拝観期間は時間延長

拝観料

大人 500円/小人(中学生以下) 300円

お問い合せ

075-463-2855

URL

http://www.taizoin.com/

住所

京都市右京区花園妙心寺町35

アクセス

▼JR 嵯峨野線 「花園」駅下車 徒歩約7分


 寺社仏閣  店舗(伝統工芸・和雑貨)  店舗(食・飲食)  紅葉

印刷する

京都の寺社仏閣

ほっこり京都 祇園祭

京都のおすすめ散策

ほっこり京都マップ検索

ほっこり京都生活おすすめサイト

ひとみ研究室 全国 目のご利益スポット

ほっこり京都 葵プロジェクト